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予防医療 2026.01.15 NEW
「40代からの精密解析:標準的な健診では見落とされる『未病』のリスクに挑む」
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40代・50代から始める「ライフ・メンテナンス」の意義
――「異常なし」のその先にある、真の予防医療を目指して
一般的に「健康」とは、単に病名がつかない状態を指すと捉えられがちです。しかし、日本の保険診療制度における特定健診(いわゆるメタボ健診)は、すでに顕在化した疾患や、緊急性の高いリスクを抽出することに特化しています。
働き盛りである40代・50代の皆様にとって、健診結果が「異常なし」であることは、必ずしも「将来の健康が担保された」ことを意味しません。当院では、保険医療機関としての責務を全うしつつ、既存の定型検査だけでは捉えきれない「未病(病前状態)」や「臓器の予備能低下」を可視化するため、自由診療による高度な解析プログラムを提案しております。
1. 腎機能における「早期発見」の限界
通常の健診で用いられる「血清クレアチニン(eGFR)」は、腎機能が50%程度まで低下しないと数値に現れにくいという特性があります。最新の知見では、尿中L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)を測定することで、組織の虚血やストレスによる「糸球体ろ過機能が低下する前の予兆」を捉えることが可能となっています。
2. 血管の「質」を問う:動脈硬化の多角評価
血圧や脂質数値が正常範囲内であっても、血管自体のしなやかさ(硬化度)は個々人の生活習慣や遺伝的要因により大きく異なります。CAVI(血管年齢)検査は、測定時の血圧に左右されず、大動脈から足首までの血管の固有の硬さを評価する指標として確立されています。これは将来的な心血管イベントの独立した予測因子となります。
3. 呼吸機能:肺の「老化」とCOPDの潜在的リスク
肺機能は20代をピークに低下しますが、特に喫煙歴(受動喫煙含む)がある場合、自覚症状のないままCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が進行します。スパイロメトリーによる肺年齢の算出は、単なる「呼吸のしやすさ」の評価に留まらず、全身の炎症状態やサルコペニア(筋肉減少)との関連性も指摘されており、早期の介入がQOLの維持に直結します。
4. 睡眠マネジメント:循環器疾患の温床を絶つ
日中のパフォーマンス低下だけでなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)による夜間の低酸素状態は、交感神経を過剰に緊張させ、難治性高血圧や心房細動のリスクを激増させます。家庭で実施可能な簡易モニター検査により、潜在的な呼吸停止リスクを定量化することは、心臓・血管を守る上での最優先事項の一つです。
5. 「フレイル」は高齢期だけの課題ではない
筋力や身体機能の低下を指す「フレイル」の基盤は、40代から徐々に進行します。中年期において筋肉量や運動機能を客観的に把握し、早期の適切な介入を行うことは、将来の要介護状態を防ぐ最も有効な手段であることが近年の研究でも強く示唆されています。
6. 耐糖能の個別解析:食後高血糖の看過を防ぐ
空腹時血糖やHbA1cが基準値内であっても、激しい血糖スパイクが血管内皮を損傷させている場合があります。当院では75gOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)やFreeStyle リブレ2を用いた精密解析により、将来の糖尿病発症および心血管合併症の未然防止に努めています。
【精密検査・プログラム詳細】
当院で実施可能な各検査項目(自費診療)および費用については、
以下より詳細をご確認ください。
💻 詳細案内:
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