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心臓・腎臓 2026.06.27 NEW
蛋白尿、クレアチニン、eGFR、血圧、コレステロール、血糖が気になる方へ
その健診結果、見過ごしていませんか?
腎臓・心臓・糖尿病はつながっています
健康診断の結果を見て、
- 「eGFRが60〜89です(G2)」
- 「eGFRが45〜59です(G3a)」
- 「腎機能がやや低下しています」
- 「経過観察でよいですが、気になる方はご相談ください」
と言われたけれど、特に困っていることもないし……と、そのままにしていませんか?
慢性腎臓病(CKD)は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。G2やG3aという数字も、それだけ見ると「まだ大丈夫」という印象を受けやすい段階です。
けれど私たちが大切にしているのは、「今の数字」よりも「どのくらいのスピードで変化しているか」です。同じG3aでも、長年安定している方と、急速に進行している方がいらっしゃいます。
当院では腎臓内科・循環器内科・糖尿病内科が連携し、腎臓だけでなく血圧や血糖の状態もあわせて、今後の見通しをわかりやすくご説明しています。
健診でG2・G3aと言われた方、健診を受けていないけれど気になる方は、お気軽にご相談ください。
このページでわかること
G2・G3aの段階だからこそ、
一度ご相談いただきたい方へ
健診結果に「経過観察」とだけ書かれていて、何に気をつければいいのか分からない
eGFRがG2やG3aと言われたが、自分が今どのくらいのスピードで変化しているのか分からない
腎臓だけでなく、血圧や血糖もまとめて相談できる場所を探している
※過去数回分の健康診断や血液検査の結果をお持ちいただくと、より詳細な「減る速さ」の分析が可能です。
G2・G3aという数字が示していること
CKDの進行度は、eGFR(推算糸球体濾過量)という腎臓の濾過機能を示す数値をもとに、G1からG5までの段階に分けられます。おおよその目安として、G1は90以上、G2は60〜89、G3aは45〜59とされています。
G2やG3aは、数字だけ見ると「まだそれほど悪くない」という印象を受けやすい段階です。実際、多くの方が無症状で、日常生活に支障もありません。ただ、ここで大切なのは「今の数字」そのものよりも、過去と比べてどのくらいのスピードで下がっているかという点です。
緩やかな変化であれば、年齢相応の範囲として経過は比較的安定しています。
同じくらいの年数でも、下がるスピードが速い場合は早めの対策が必要です。
当院では、この変化の連続性を捉え、一人ひとりの「腎機能の減るスピード」を確認しています。(あくまで一例であり、それぞれの状態・経過により判断は異なります)
❓ G2やG3aは無症状なのに、なぜ継続的なフォローが必要なのですか?
症状がないからこそ、本人が気づかないうちに進行スピードが上がっていることがあります。健診結果を毎回見比べるだけでは、わずかな変化の加速を見落とすリスクがあります。同じ医療機関で継続的に検査を重ね、データを蓄積していくことが、危険な変化を早期に見つける鍵になります。
腎臓・心臓・糖尿病、3つがつながっている理由
健診結果を見るとき、腎臓・心臓・血糖はそれぞれ別の項目として並んでいるため、つながりを感じにくいかもしれません。しかし実際には、高血圧や高血糖が血管に負担をかけ続けることで、その影響は腎臓にも心臓にも及んでいきます。腎臓の機能が落ちれば血圧の管理が難しくなり、それが心臓への負担を増やす——というように、一つの変化が別の場所にも波及していくのです。
ですから、G2・G3aの段階のCKDを診るときには、腎臓だけを見ていても十分とは言えません。血圧や血糖、心臓の状態まで含めて経過を見ていくことが、当院が腎臓内科・循環器内科・糖尿病内科の3科を併せ持つ理由でもあります。
健診を受けていない方も、当てはまることがあります
ここまで読んで、「健診を受けていないので自分には関係ない」と思われた方もいるかもしれません。しかし、CKDは健診を受けていない方にも進行している可能性があります。次のような項目に心当たりがある方は、一度数値を確認してみることをおすすめします。
こんな方は、健診を受けていなくても一度確認をおすすめします
一つでも当てはまる場合、まずは血液検査と尿検査で今の腎臓の状態を確認するところから始められます。症状がないうちに調べておくこと自体が、すでに大きな一歩です。
すでに「かかりつけ医」をお持ちの方へ
🤝 現在通院中のクリニックを変える必要はありません(二人三脚医療)
高血圧や糖尿病で普段飲まれているお薬の処方は、現在通われているかかりつけ医の先生にそのまま受けていただいて構いません。
当院では、かかりつけ医の先生と役割を分担し、半年に1回ほどの頻度で「腎臓の定期点検(セカンドオピニオン・共同管理)」を担当させていただきます。G2・G3aの段階から3科の視点を取り入れていただくことで、将来の選択肢を広げることができます。
腎臓は、一度大きく悪くなってからでは元の状態に戻すことが難しい臓器です。だからこそ、「悪くなる前に、変化の兆候をいち早く見つけること」が大切です。
半年に1回の確実な腎臓チェックを取り入れて、10年後、20年後の腎臓を、私たちと一緒に守っていきましょう。
よくあるご質問
❓ Q. eGFRがG2やG3aの範囲でした。今すぐ受診すべきですか?
多くの場合、緊急性は高くありません。ただし年齢や尿蛋白の有無、下がるスピードによって対応が変わるため、一度確認しておくと安心です。
➡ 詳しくはこちら
【健康診断で腎機能異常を指摘された方へ】
❓ Q. eGFRが60未満と言われました。これは何を意味しますか?
一般的にeGFR60未満が3か月以上続く場合、慢性腎臓病(CKD)の可能性があります。G3a(45〜59)はその範囲にあたります。
➡ 詳しくはこちら
【eGFRが60未満と言われたら】
❓ Q. 尿蛋白も指摘されました。G2・G3aとは別に心配すべきですか?
尿蛋白は、eGFRとは別に腎臓の障害を示す指標です。G2・G3aの段階であっても、尿蛋白の有無によって今後の見通しは変わります。
➡ 詳しくはこちら
【蛋白尿について】
❓ Q. 腎臓内科・循環器内科・糖尿病内科をまとめて受診するメリットは?
腎臓・血圧・血糖は互いに影響し合っています。3科が連携して一人の患者さんの状態を多角的に把握することで、変化に早く気づき、対策を立てやすくなります。
❓ Q. すでに他院にかかりつけ医がいますが、受診できますか?
もちろんです。普段のお薬の処方は今の先生に続けていただき、当院では腎臓の定期点検を半年に1回ほど担当する「二人三脚」の形でサポートします。
❓ Q. 慢性腎臓病(CKD)について、もう少し詳しく知りたいです
CKDの基本的な仕組みや原因について、別記事でまとめています。
➡ 詳しくはこちら
【慢性腎臓病(CKD)について】
❓ Q. 健診結果だけ持参しても受診できますか?
はい。過去数年分の健診結果をお持ちいただくと、腎機能の変化をより正確に評価できます。
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