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心臓・腎臓

特に重要!「心腎連関(しんじんれんかん)」とは?

🔗 心腎連関(CRS)の複雑なメカニズムと悪循環

心臓と腎臓がお互いに影響し合う関係は「心腎連関(Cardio-Renal Syndrome: CRS)」という概念で説明されます。これは、心臓の機能障害が腎臓の機能障害を引き起こし、またその逆も起こりうるという、双方向性の病態を指します。

単なる併発疾患ではなく、一方の機能障害がもう一方の機能障害を誘発・悪化させ、負のスパイラルを形成する病態を理解することが、治療の鍵となります。


心腎連関のメカニズム:なぜ悪循環に陥るのか?

(1) 血行動態の変化(Hemo-dynamic factors)

  • 心機能低下→腎血流低下/腎うっ血:低心拍出量によるろ過機能低下、腎静脈圧上昇(うっ血)によるろ過阻害。
  • 腎機能低下→心臓への負担増大:体液過剰(前負荷増加)、高血圧(後負荷増加)、貧血(心臓への負担増)。

(2) 神経体液性因子の活性化(Neuro-humoral factors)

  • ●RAASの活性化:レニン分泌→アンジオテンシンII生成(血管収縮、線維化)→アルドステロン分泌(体液増加)。心腎両方に障害。
  • ●交感神経系の活性化:心拍・血圧上昇による心臓への過度な負担(心肥大、不整脈)。
  • ●抗利尿ホルモン(バソプレシン)増加:腎臓での水再吸収促進による体液過剰の悪化。
 

(3) 炎症と酸化ストレス

  • ●慢性炎症:炎症性サイトカインが血管内皮を損傷し、動脈硬化を促進。
  • ●酸化ストレス:活性酸素種が心臓・腎臓細胞に直接的な損傷を与え、機能低下を加速。

(4) 貧血、栄養状態、代謝異常

  • ●貧血:腎性貧血による心臓への負担増大。
  • ●骨ミネラル代謝異常:CKD-MBDによる血管石灰化の進行と心血管病リスク増大。
  • ●尿毒素の蓄積:心筋への直接的な毒性や、血管内皮の損傷。

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