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慢性腎臓病(CKD) 2025.06.13
「マンジャロ・リベルサス・SGLT2阻害薬の違いとは?効果・副作用・選び方を解説」
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【重要事項】
- ・下記の情報は一般的な説明であり、すべての方に当てはまるわけではありません。
- ・下記の薬剤は、いずれも医師の処方が必要な医療用医薬品です。
- ・ご自身の病状や体質、ライフスタイルに合った治療薬を選ぶためには、必ず医師と十分に相談してください。
- ・気になる症状や副作用がある場合は、自己判断せず、すぐに医師や薬剤師に相談してください。
各薬剤の解説へ
これらの薬剤は、糖尿病をはじめ、心臓病や腎臓病など幅広い分野で注目されており、治療の重要な選択肢となっています。薬剤の効果を十分に活かすためにも、各分野を専門とするような、慢性疾患の治療経験が豊富な医師のもとで適切に処方され、お互いに相談しつつ、経過をしっかりと見守っていくことが大切です。
SGLT2阻害薬―血糖コントロールからダイエット、腎臓保護まで―
SGLT2阻害薬は、2型糖尿病の新しい治療薬として注目されています。血糖値を下げるだけでなく、「体重減少」や「腎臓・心臓の保護」といった様々な良い効果が期待されています。
1. SGLT2阻害薬とは?
SGLT2阻害薬は、腎臓の尿細管という場所で糖の再吸収を抑えることで、体から余分な糖を尿と一緒に排泄させるお薬です。これにより、血糖値を下げる効果が期待できます。
●作用機序のポイント:
- 糖を尿から排出: 通常、体内の糖は腎臓でろ過された後、ほとんどが再び体内に吸収されます。SGLT2阻害薬は、この再吸収をブロックすることで、糖を積極的に尿中に排出させます。
- インスリンに依存しない作用: 従来の糖尿病治療薬と異なり、インスリンの分泌を促したり、インスリンの効き目を良くしたりする作用ではないため、低血糖を起こしにくいという特徴があります。
3. ダイエット効果について
SGLT2阻害薬は、血糖コントロールだけでなく、体重減少効果も期待できることが特徴です。
●なぜ体重が減るの?
- 尿からの糖排出: 糖が尿から排出されることで、その分のエネルギー(1gあたり約4kcal)が体外に出ていくため、カロリー摂取量を減らしたのと同じ効果が得られ、体重減少につながります。
- 利尿作用: 体内の余分な水分も排出されることで、むくみの改善や一時的な体重減少が見られることもあります。
4. 腎機能保護効果について
SGLT2阻害薬は、糖尿病による腎臓病(糖尿病性腎症)の進行を抑える効果が報告されており、「腎臓保護」の観点からも注目されています。
●なぜ腎臓に良いの?
- 腎臓への負担軽減: 血糖値を下げるだけでなく、腎臓にかかる過剰な負担を軽減する働きがあると考えられています。
- 腎臓の血行動態改善: 腎臓内部の血流を改善する作用も報告されています。
5. 心臓保護効果について
SGLT2阻害薬は、心不全や心血管イベント(心筋梗塞や脳卒中など)のリスクを低減する効果も示されています。
●なぜ心臓に良いの?
- 心臓への負担軽減: 利尿作用により体内の水分量を適切に保ち、心臓への負担を軽減します。
- 心筋細胞の保護: 心筋細胞に直接作用して、心臓の機能を保護する働きも報告されています。
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)―新しい糖尿病治療薬―
マンジャロは、「GIP/GLP-1受容体作動薬」という新しいタイプの注射薬です。これまでのGLP-1受容体作動薬にGIPというホルモンの作用をプラスしたことで、より強力な血糖降下作用と体重減少効果が期待されています。
1. マンジャロとは?
マンジャロは、体内で血糖値のコントロールに関わる2つのホルモン(GIPとGLP-1)の働きを強化するお薬です。「週1回の皮下注射」で投与します。
●作用機序のポイント:
- 食欲抑制: 脳内の満腹中枢に作用し、空腹感を軽減します。
- 満腹感の持続: 胃の内容物の排出速度を遅らせ、満腹感を持続させます。
- 脂肪分解/代謝促進: GIPの作用により、脂肪の分解を促進し、内臓脂肪の減少も期待できます。
2. マンジャロの主な効果
- 強力な血糖降下作用: 従来の治療薬よりもHbA1cの低下効果が大きいことが報告されています。
- 優れた体重減少効果: 糖尿病治療薬の中でも特に体重減少効果が高いことが示されています。
- 心血管イベント抑制効果(期待): 今後の研究で心血管イベント抑制効果も示される可能性があります。
リベルサス(一般名:セマグルチド)―GLP-1の経口薬―
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬という注射薬と同じ成分(セマグルチド)を、世界で初めて内服薬として利用できるようにした画期的なお薬です。「毎日1回、錠剤を飲むだけ」でGLP-1の効果を得られます。
1. リベルサスとは?
リベルサスは、GLP-1というホルモンの働きを強化することで、血糖値を下げる効果を持つ飲み薬です。
●作用機序のポイント:
- GLP-1受容体作動薬: インスリンの分泌を促し、グルカゴンの分泌を抑えることで食後の血糖値上昇を抑えます。
- 食欲抑制効果: 脳に作用して食欲を抑える効果も期待できます。
- 特別な製剤技術: 独自の吸収促進剤を配合することで、注射ではなく内服で効果を発揮できるようになりました。
5. 服用上の注意点
- 特別な服用方法:
- 朝一番、コップ半分(約120mL)以下の水で服用してください。
- 噛んだり砕いたりせず、そのまま飲み込んでください。
- 服用後、少なくとも30分は飲食を控えてください。
- 他の薬との併用や、水以外の飲み物で飲むと、薬の吸収が悪くなる可能性があります。
- 毎日1回服用: 飲み忘れがないように注意しましょう。

